人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的水準を守ることを奨励し、世界における親善と平和の確立に寄与することを目ざした、実業人および専門職業人による世界的団体です
■ロータリーの創立
20世紀初頭のシカゴの街は、アメリカ社会経済は著しい発展を遂げると同時に、商業道徳の欠如や倫理に悖る商取引が目立ち始めました。
ちょうどそのころ、青年弁護士”ポール・ハリス”はこの風潮に憂い、友人3人と語らって、お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリー・クラブという会合を考えました。
ロータリーとは集会を各自の事務所が持ち回りで順番に開くことから名付けられたものです。
こうして1905年2月23日にシカゴ・ロータリー・クラブが誕生しました。
今では200以上の国または地理的地域に広がり、クラブ数34,578、会員総数1,185,074人(2013年7月1日R・I公式発表)に達しています。
■日本のロータリー
わが国最初のロータリーは、当時の三井銀行の米山梅吉が1920年(大正9年)10月20日にk創立した東京ロータリー・クラブで、翌1921年4月1日に世界で855番目のクラブとして、国際ロータリーに加盟が承認されました。チャーターメンバー24名。
■北海道のロータリー
1933年(昭和8年)1月18日東京R・Cのスポンサーにより札幌RCが30名のチャーターメンバーで全国8番目のクラブとして誕生した。
■北見のロータリー
1937年(昭和12年)10月22日全国で32番目で道内8番目のR・Cとして札幌RCがスポンサーとなり野付牛クラブが22名のチャーターメンバーにより誕生した。
以来市内にも積極的に輪が広まり、1961年(昭和36年)11月15日北見クラブのスポ
ンサーで465番目で道内42番目のクラブとして、28名のチャーターメンバーで北見東RCが誕生。
■ロータリーの目的(Object of Rotary)
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。
1.知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
2.職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
3.ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
4.奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること(RI定款第4条、標準クラブ定款第4条)。
付記
「ロータリーの目的」の4つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動を起こさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致している。
(ロータリー章典26.020)
■奉仕の理想
他人への思いやりは、奉仕の基本である。
他人への援助はその表現である。
相共に、斯る行為は奉仕の理想を構成する。
奉仕の理想は、クラブ、職業、社会及び国際奉仕を通して
ロータリークラブ・及びロータリアンの活動において例証さ
れるのである。
■四つのテスト(The Four way Test)
言行はこれに照らしてから
1.真実かどうか
2.みんなに公平か
3.好意と友情を深めるか
4.みんなのためになるかどうか