初めに、歴史ある北見西ロータリークラブの第54代会長に拝命いただき、
身に余る光栄であり、また重責に身が引き締まる思いです。多くの先輩各位が
その歴史の礎となり、現クラブがある事に心より感謝申し上げます。
さて、2024-2025年度国際ロータリー会長ステファニー A. アーチック
会長は、「ロータリーのマジック」(The Magic of Rotary)をテーマに掲げ
多くの人々を救うロータリーの力を認識してこれを更に広げるよう呼びかけ
ました。私たちは魔法の杖を振って呪文を唱えるだけで会員を増やしたり、
ポリオを絶滅したり、世界に平和をもたらす訳ではなく、それは会員一人
ひとりがマジック(魔法)を生み出すのですと言われています。
また、RI2500地区 小谷典之ガバナーは、地区スローガンを「ロータリー
に参画しましょう!誰かのために、あなたのために、自分のために」とし、
ロータリアンとして単なる参加ではなく、企画から意思決定のプロセスまで
主体的にロータリーに「参画」しましょう。5年後、10年後のロータリー
クラブを見据え「ロータリーマジック」を具現化しましょうと発信されて
います。更に地区活動方針として4項目を掲げられました。
1)女性会員ゼロクラブ ゼロを目指しましょう
ー DEI推進 ー
(Diversity:多様性・Equity:公平さ・Inclusion:インクルージョン)
2)年次寄付ゼロクラブ ゼロを継続しましょう
ー PHS会員・PPS会員増加 ー
(PHS:ポールハリスソサエティ 毎年1000$以上の寄付)
(PPS:ポリオプラスソサエティ 毎年 100$以上の寄付)
3)奉仕活動経験ゼロクラブ ゼロを目指しましょう
ー ENP ー (ENP:ポリオ根絶活動)
4)ロータリーの公共イメージを認識し、更なる向上を目指しましょう
RI会長・ガバナーの方針を読ませて頂き、改めて私はロータリーの精神・
考え方等を熟知していない会員ではないかと再認識いたしました。RIの会長
方針或いはガバナー方針は、高尚であり崇高なものであり、到底一会員が深い
理解のもと実践出来うるものでないと考えています。勿論、私自身浅学菲才が
故、その方針を受けクラブを纏め、先頭に立ち一年間活動していく事に大きな
不安を感じております。また、疑問をも抱いております。
今、各クラブが求めている事は、本当にそのような事なのでしょうか?会員
数の減少を背景に財政的に厳しくなり、例会回数も減少し満足のいく例会回数
も組むことができない状況があります。多くの会員と交流を計り、親睦を
深める機会が削がれている様に思えます。まずは魅力あるクラブづくりをする
事が先決ではないでしょうか?
1905年2月23日にロータリーが誕生した訳ですが、当初の理念は時代の
変遷によって大きく変貌を遂げ続けています。例えば規則の緩和等を見ても
周知の事実であり、例会開催回数・メークアップの期間・業種のこだわり
等々。大きく変化(緩和)をしてきていますが、時代や環境に則して
変わらざるを得なかったのかも知れません。
当クラブに於いては、変えざるを得ない事と変えてはならないものを
しっかりと見極め、個を重んじ、クラブの歴史を重んじ、奉仕の精神を
重んじ、地域社会に!自国に!ひいては世界に貢献できる組織づくりを
していきたいと考えます。
その為にも当クラブが推進すべき大きな課題は、「会員増強」
「例会出席率の向上」「例会内容の充実」「年会費の検討」等々があり、
喫緊の課題として捉えています。
そこで、今年度の北見西ロータリークラブ会長方針はクラブの地固めをする
事を優先し、
「明るく・楽しく・元気よく
広げよう親睦の輪!深めよう絆!育もう奉仕の精神!」
とさせて頂き、何よりもクラブが元気で賑わいを醸成し、魅力あるクラブを
築き上げる事が、肝要な事ではないかと考えております。RI会長・地区
ガバナーの方針とは、全くかけ離れたテーマかも知れませんが、世界平和を
願い、実現するにもベースとなるクラブが活性化していなければ、成立しない
と考えます。
その為にもクラブで最も重要な事は、まずは例会に出席し会員同士が親睦を
計り、友情の輪を広げ、ひいては地域社会に貢献する事ではないかと考え
ます。その事でRI会長のテーマ・方針、ガバナーの方針に少しでも近づく事
ができるのであれば、幸いです。所属クラブをどう盛り立てていくのか?会員
増強をどう計るのか?退会者防止策をどの様に実践していくのか?を真剣に
考える年度と位置付けさせて頂きました。
魅力ある所には人が集まり、人の集まるところは、活性化する筈です。
魅力のないところに人は集まる事はありません。いま、声を上げて申し
上げたいのは、足元を固めましょう!魅力あるクラブづくりをしましょう!
という事です。
よって本年度の最重点目標を下記、5項目とさせて頂きました。
【最重点目標】
1. 会員増強 目標10名以上
人口減少・不況感に伴い会員減少が大きな問題となっており、喫緊に
会員増強に各会員が真剣に取り組まなければならない時期に来ている。
新入会員10名以上を目標に今迄にない企画をもって、会員増強に
あたる。
2. 出席率向上のための施策
3年続いたコロナ渦で例会を休む事が多くなり、出席意識の優先順位が
下がり、出席率が低迷している事に何か策を講じていかなければ
ならない。
3. 例会内容の充実
僅か1時間の例会ではあるが、参加した会員個々が「きづき」があり、
何かを持ち帰れるような例会にしていきたい。その為にも例会内容の
充実が必須であり、満足の行く例会企画を練り上げて貰う。
4、 より親睦を深めるための例会企画
ロータリーは、親睦ありき!そこから派生する様々な事が会員にとって
幸せに繋がる筈なので、楽しく親睦を深めることができる例会企画を
実践して貰う。
5、 IMの企画・運営
松浦信一ガバナー補佐を輩出しているクラブとして、5分区の会員皆様
が喜んでいただき、ロータリアンとしての絆を深めることができるIM
開催に北見西RC会員全員で参画し、創り上げ達成感を共有する。
重点目標
1. R財団・米山記念奨学会への協力
2. ポリオ絶滅への協力
3. 退会防止
会員皆様には、多大なご負担をお掛けする事となりますが、一年間、ご支援
ご協力を衷心よりお願い申し上げます。